超初心者~上級者まで誰にでもオススメ 培養土を購入
最も簡単で確実な方法は、ホームセンター等で培養土を購入する方法です。
これから家庭菜園を始めようとする人には、強い味方である事は間違いありません。しかし、実は上級者になっても培養土は使っています。
野菜を作り終わっても、どうしても細かな根は残ってしまいます。この根に着いた細菌が次の作物に悪い影響を与えたりする場合があります。その対応として殺菌したりするのですが、手間を考えると土を入れ替えてしまった方が良いからです。
ですから、超初心者の方も胸を張って培養土を使ってくださいね。
上級者は自分好みで配合土をつくる
家庭菜園に慣れて上級者になると自分好みの配合で育ててみたいとの衝動にかられる方もいるようです。
また、普段は使わないような材料を使ってみたいなんてこともあるでしょう。
そうなると、赤玉土などを個別に購入して自分で配合することになります。
なお、一般的な配合を次に示しておきます。
- 赤玉土 4
- 堆肥 4
- 腐葉土 1
- バーミキュライト 1
- 化成肥料 少量
- 苦土石灰 少量
バーミキュライトは保水性・排水性に優れた材料ですが、石綿が含まれている場合があるそうです。
気になる方は、他の土壌改質剤などを使うようにしてください。
酸性度の調整は
ホウレンソウなどの酸性を嫌う作物を作る場合には、自家製配合の土の酸性度に気を付ける必要があります。
その点、市販の培養土は酸性度が殆どの場合調整されているので安心です。
酸性度を測定するには、パックテスタか土壌酸度測定器を使います。
正確さはわかりませんが、土壌酸度測定器の方が圧倒的に手間が楽です。家庭菜園用の簡易式(?)なら2,000円程度で購入ができます。
▼▼▼ ピンキリだけど家庭菜園ならこれでも ▼▼▼
実際のところは、多めに苦土石灰を入れるなどの対応でも結構何とかなっちゃいますよ。
▼▼▼ こちらの記事も参考にしてね ▼▼▼
(工事中)
時間がかかっても完全有機栽培にこだわるなら
家庭菜園の最大の醍醐味とも言える完全有機栽培に挑戦するのも楽しみの一つです。
化学肥料を使い、適量の農薬を使うなら普通に購入した方がコストは安い場合が多いからです。
そこで、完全有機栽培にチャレンジするなら土作りが非常に大切です。
また、「これが正解!」という方法も無いので、試行錯誤しながら進める事になります。
作付け順で土をつくる
前作の作物の影響を使って土を作る方法があります。
一般的には、
イネ科 ⇒ マメ科 ⇒ 根菜類 ⇒ 野菜
の順で作付けを行うと苗の成長を助け、収穫量が上がると言われています。
イネ科の植物はライ麦などが使われ、害虫対策と緑肥としての性能が高いです。次に作られるマメ科も痩せた土地でも成長しやすいので緑肥としての性能に優れます。
この二つの作物を作った後は、比較的何を作っても作り易い土になっていると言います。
しかしながら、普通に1年かかる事なので、余った土地があるような方でないと実施しにくい方法です。
コンパニオンプランツを利用する
コンパニオンプランツとは、一緒に育てると互いに良い効果がある植物の組み合わせの事を言います。科学的には効果がはっきりとわかっていないものもあるようですが、昔からやられていることなので信じてやってみましょう。
完全有機栽培にこだわると、どうしても作物の成長しにくい状況になりやすいですから、コンパニオンプランツの力を借りるのも良い方法です。
たとえば、マリーゴールドは土の中に住む害虫(センチュウ)の除虫効果を持ちます。この効果を期待してナス科やウリ科の植物と組み合わせたりすると効果があると言われています。
木炭土壌改質剤を使う
一時は地球温暖化の原因の一つと言われた「焼畑農法」ですが、最近の研究では非常に効率が良く地球温暖化を防ぐ方法であるとも指摘されています。
必ずしも、野山を焼く必要は無いみたいですが、焼いた後の灰や炭が土壌に入る事によって土壌を改善する効果があるそうです。
家庭菜園で火を使うわけにはいきませんが、焼畑の良い部分は参考にさせてもらいましょう。
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土壌改質剤として木炭が販売されていますから、それを使っても良いですし、ご家庭でバーベキューなどをした際の残った炭や灰を土に撒くのも良さそうです。
木炭の量としては、土壌に20%程度入れる事が出来るらしいので、相当な量が入ります。
なお、貝殻を焼いたものも有機石灰として利用できますよ。
本当に良いものを作るにはどうしても時間と手間が必要になるよね。
そこが家庭菜園の楽しみとも言えるから、自分なりに研究して楽しもうね!
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