半日陰でのセリの育て方

育て方
セリを半日陰で育てるポイント
  • 半日陰が育成最適
  • 乾燥に非常に弱い
  • 害虫による食害が多い

セリの品種と撒き時など(中間地)

セリ科の多年草です。

日本原産とされており、春の七草の一つとして有名です。

水田の畔道や湿地などに自生しており、野菜として栽培もされているが、家庭菜園で作られている事は少ないです。

独特の強い香りとシャキシャキとした歯触りが特徴です。

名称セリ
分類セリ科セリ属
植え時9~10月
収穫期12~4月
連作障害出にくい

8~9月頃 土づくり

他の作物と同じように、堆肥・苦土石灰・化成肥料を種まきまたは植え付けの2週間前に施しておきます。

実際のところ、野山に雑草として生えているほど強い植物なのであまり多くの肥料を必要としませんが大収穫を目指すなら元肥はしっかり入れておきましょう。

連作障害も出にくいので土についてそれほど神経質に管理する必要はありません。

ただし、常に水があるような環境が好きなので保湿力を上げる方が良さそうですが、半日陰ならそれもあまり気にしないで大丈夫です。

植え付けは9~10月頃

セリは種からの育成が非常に難しい植物です。その為、種で販売されているのは見たことがありません。

セリを育てたい場合は、自生しているものを採取するかインターネットで苗を購入することになります。

最も簡単なのはスーパーで根付で販売されているセリを購入して根を埋め戻す方法ですが、秋にセリが販売されている地域でないとタイムリーに植え付けができません。

日々の管理は水を切らさないことが大切

セリ栽培は比較的簡単な方ですが、乾燥には非常に注意する必要があります。

特にアゲハの幼虫は見つけ次第駆除しないとあっという間に丸裸にされてしまいますよ。

また、セリは湿地など水が常にあるような環境が好きなので水を切らさないようにする事が大切です。

家庭菜園で常に水に浸す必要はありませんが、水を多めにあげて乾燥させないように注意しましょう。

収穫期は思ったより短い

セリの収穫期は12~4月頃です。

実際のところ路地植えの場合には、中間地でも3月くらいまでは収穫できないので、思ったより短いですよ。

霜にも強いのでそのままでも越冬できますが、トンネルすると収量が増えるようですよ。

5月以降は硬くなりあまり成長しない

セリは多年草なので枯れてしまう事はありませんが、収穫期以降に育てても思ったほど大きくなりません。

また、葉や茎も筋っぽくなって硬いので食用としても価値が低くなってきます。

セリの花の写真

6~7月には白い小さな花が咲いて種ができますが、種の発芽率が低いので種を取る価値もあまりありません。

毎年収穫するなら栽培場所を固定するかランナーを育てる

セリは多年草ですから、栽培する場所を固定して続けて毎年収穫する事が可能です。

しかしこの方法では一度植え付けた場所はセリが1回収穫できるだけの場所になってしまいます。

あまり利用価値の無い場所ならそれでよいですが、効率的に使うなら夏場は他の作物を作りたいですよね。

そんな場合には、新しく出てくるランナーをポットなどに移して栽培し秋に植え付けると良いですよ。

半日陰で栽培した結果

11月下旬 自生しているものをプランターへ移植

プランターに移植したセリ(植え付け直後)

急に思い立ったので最適期ではありませんが、11月の終わりの寒い時期にプランターへ移植してみました。

3月に入るとそろそろ収穫出来そうなくらいに

プランターで栽培したセリ 3月頃

3月に入るくらいになると新芽がどんどん出てきます。

4月に収穫できました

プランターで収穫できたセリ

プランターで栽培しても結構収穫出来ましたよ!

お浸しにするにはちょっと少ないですが、セリごはんにするくらいはありましたよ。

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