ミツバって 品種と撒き時など(中間地)
ミツバは、セリ科の多年草です。北海道から沖縄までの日本各地に広く分布し、山地の日陰に自生しています。
葉が3枚で構成されていることからミツバ(三つ葉)と呼ばれています。
ハーブ(香味野菜)の一種で、独特な香りがミツバの特徴の一つと言えます。
ミツバはいろいろな栽培方法があり、栽培方法を変えると一年中収穫できる植物です。
ここでは家庭菜園でつくる前提での栽培方法を紹介します。
名称 | ミツバ |
分類 | セリ科ミツバ属 |
植え時 | 4~9月 |
収穫期 | 6~10月 |
連作障害 | 少ない |
半日陰でのミツバの育て方
種の撒き時が長く4~9月に蒔ける(中間地)
ミツバは種の撒き時が長いのも栽培し易い理由の一つです。
中間地の場合には4~9月に蒔けますから、半年間種まき出来てしまいます。
発芽しにくいのが難点ですが、種を多めに撒いて対応すれば全く問題ないです。
5月頃に花が咲き種からどんどん増える
5月頃に小さな白い花が咲きます。
ここから種ができ、地面に落ちるとどんどん増えてしまいます。
増やす目的があるなら良いですが、そうでない場合には早めに刈り取ってしまう事をオススメしますよ。
木漏れ日でも育つくらい日照が少なくて大丈夫
ミツバはほとんど日照がないような土地でも育てることが出来ます。
一方で乾燥にはあまり強くないので、他の作物が好むような日当たりが良くて土の表面がすぐに乾燥してしまうような場所だと栽培が難しいです。
日々の管理は雑草取りと害虫駆除くらい
ミツバは乾燥には弱いですが、本当に丈夫な植物です。
大量に収穫したい場合には肥料をこまめに施したりするようですが、自分は全く肥料をやらないでも自然に増えてきています(路地植え)。
自分の場合には増えすぎてしまって、むしろ駆除したいくらいです^^;
ミツバに付く害虫としてはアブラムシとキアゲハ(幼虫)が良く付きますが、これによって絶えてしまったことは少ないです。
同様に病気にもあまりならないので強い方だと思いますよ。
寒さに弱いので冬季はあまり収穫できない
ミツバは多年草ですが、霜が降りると葉と茎は枯れてしまいます。
もちろん根は残って冬を越すことになりますが、その間は収穫できません。
と言っても、収穫できないのはほんの短い期間です。
一回枯れてしまってもすぐに新しい芽が出てきますよ。
根ミツバ(軟白化)にすることもできる
冬に葉が枯れてしまった株に土をかけておくと、軟白化させた「根ミツバ」という状態にすることもできます。
農家の場合は根ごと収穫してしまうようなのですが、軟白化させた茎と葉を収穫して根をそのまま残すこともできます。
もちろんこの場合には、軟白化したミツバを楽しんだ後も続けて収穫していけるのでお得な気がしますよね。
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