エシャレットの品種と撒き時など(中間地)
エシャレットとエシャロットと混同されますが、違う品種の植物です。
日本では近縁種のラッキョウを軟白したものをエシャレット(販売名)としています。
ここでは、日本で多いラッキョウをエシャレットとして栽培する方法を紹介します。
中国、ヒマラヤ地方が原産とされ、白色または紫色を帯びた白色の鱗茎が食用にできます。
名称 | エシャレット(ラッキョウ) |
分類 | ヒガンバナ科ネギ属 |
植え時 | 7~10月 |
収穫期 | 11~4月 |
連作障害 | あり(2~3年) |
8~9月頃 土づくり
他の作物と同じように、堆肥・苦土石灰・化成肥料を植え付けの2週間前に施しておきます。
エシャレットはあまり肥料などを与えなくても育ちやすいですが、砂質土壌が栽培に適しています。
水はけの悪い土壌では適していないので、栽培する場所を選びましょう。
植え付け後10~11月頃から土寄せするのがポイント
植えつけたその年の10~11月頃から時々中耕を行い、10cm以上の厚さに土寄せを行います。
この作業がエシャレット栽培の最大のポイントで、これをしないと食用部がうまく軟白になりません。
茎が曲がってしまうと形が変形してしまうので、出来るだけまっすぐになるように丁寧に土寄せしましょう。
半日陰の場合には鱗茎に当たる日照も少ないので、土寄せが不充分でも軟白化し易いのがメリットです。
収穫期は11~4月頃
エシャレットの収穫期は11~4月頃です。
地上部が枯れてきたら収穫期のサインなのですが、これを待っていると自分の場合5月に入ってしまいます。
もしかしたら、半日陰で成長が遅い為かもしれませんね。
なお11月から収穫できるようですが、通常は冬の寒い時期を越さないと収穫できるくらいの大きさになってくれません。
毎年収穫するなら一部をよく乾燥させて保管しておく
エシャレットは多年草の為、畑に植え付けたままでも翌年も収穫できるはずです。
実際それも可能ですが、土地の占有期間が長くなることや湿気で鱗茎が傷んでしまう場合があるので有利な方法ではありません。
翌年も収穫を目指すなら、出来た株の一部を5~6月に収穫して風通しの良い場所で良く干して保管しておくとよいです。
半日陰で栽培した結果
11月上旬 使い始めて間もない土壌へ植え付けてみました
急に思い立ったので最適期ではありませんが、11月の終わりの寒い時期にプランターへ移植してみました。
新たに花壇として使い始めた場所で、土が育っている場所ではありません。
5月になってようやく収穫出来そうなくらいに成長
こんな土でもこれだけ収穫できました
5月に入ってから収穫したものです。
5月でもちょっと成長が足りないかなというくらいの大きさです。
半日陰でも栽培はできますが、しっかりとしたものを収穫したければやっぱり少しでも日照が長く確保できる場所で育てた方が良さそうですよ。
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