ミョウガの育て方と利用について

ミョウガの基本情報

  • ショウガ科ショウガ属の多年草
  • 植え時は3~4月(中間地)
  • 日陰でも良く育つ
  • 食用は花蕾と新芽(疑似茎)
  • 稀に寄生虫がいるので生食注意

ミョウガの育て方のポイント

植え付けは地下茎を春先に植えるのが基本

ミョウガの地下茎

どこでも育てる事が出来るのがミョウガのメリットの一つです。

一年目から収穫できますが、多年草の為その後も継続して収穫できるので通常は植え替えを行いません。

つまり、植え付けたところでは他の野菜は栽培しないのが基本になります

土質や日当たりを選ばずに成長するので、あまり(菜園として)利用価値の無い場所に植え付けるのがオススメです。

通常の植え付けの時期は3~4月の春先ですが、あまり気にしなくて大丈夫です。

ホームセンターなどで地下茎(根みたいなもの)を売っているので購入して植え付けましょう(100円ショップでも売っているかも)。

余程の事がない限り失敗しませんから、初心者には特におすすめですよ。

  • 収穫を気にしないなら時期を気にせず植え替えできる
  • 日照が少ない場所でも全然大丈夫
  • 多年草なので数年収穫できる
  • 植え付けた場所では他の作物は作らないのが基本
hiropin
hiropin

ミョウガの収穫期は7~8月だけど、1年目は9~10月くらいになるよ。

ミョウガが好物の人はあえて一部を植え替えておくと、長い間楽しめるかもね。

日陰でも日向でも育つけど風通し良く間引きしよう

株間は出来れば広く風通しが良いように

ミョウガは日陰で育てるイメージが強いかもしれませんが、日向でも育てる事は可能です

しかしながら、強い日差し(乾燥)は嫌うので株間を詰める方が元気に成長します

日陰でも日向でも、乾燥は嫌うけど風通しが良い方が好きなので、込み合ってきたら間引きしましょう。

間引いたミョウガ
  • 周囲の雑草は取り除くと収穫もし易い
  • 密集し過ぎも良くないので数年で植え替えると良い

敷き藁を引くと乾燥と雑草を防げる

花蕾が出始める7月頃から株元に敷き藁を引くと、乾燥を防いでくれます。

また、雑草が生えにくい効果もあるのでオススメです

ただし、必須の項目ではないので、自分はあんまりやっていません。

半日陰であればそう簡単には土が乾燥する事はないので、やらないでも大丈夫ですよ。

  • 水遣りで乾燥を防ぐよりも敷き藁や株間を狭めるのが効果的
  • 成長すれば自然に根元が乾燥しにくくなる

病気には強いが無敵ではない

ミョウガは非常に育成が簡単で、あまり病害虫による被害はありません

ただし、無敵ではありません。

葉枯れ病やネコブセンチュウによる被害がある場合があります(自分はなったことありません)。

数年おきに育成場所を変えたり、複数の場所で育てたりすると良さそうです。

こう書くと脅かしているようですが、通常は放置状態でも全く問題ありませんよ

hiropin
hiropin

正直に言って、全く手入れをしなくても大丈夫なほど手がかからない植物だよ。

大きな蕾を大量に栽培したい場合以外は植えておくだけで数年楽しめるよ!

ミョウガの利用方法

若芽はミョウガタケとして食べられる

緑が濃いものは硬いです

一般的に「ミョウガ」と言うと花蕾の部分を言いますが、若芽の部分は「ミョウガタケ」と言います

このミョウガタケは温暖地では5月あたりから出てきます。

実はこの部分も食べる事が出来ます。

日が当たるとすぐに硬くなってしまうので、日陰で栽培するなどすると比較的柔らかく食べられるようです。

少し硬めですが、7月まで待てないミョウガ好きにはありがたい食材ですよ。

実際に食べてみると、花蕾よりも香りが少し少ないくらいの違いしかなかったです。

メインは花蕾 花が咲かないうちに収穫しよう

花が咲いてしまうと食用に向きません

ミョウガの楽しみは花蕾です。

蕾(つぼみ)の部分ですが、土から直接出てきます

その為、出てきたのに気付かない事も多く、気付いた時には花が咲いてしまっていることもしばしばです。

花が咲いてしまうと、花蕾の部分が柔らかくなってしまい風味が落ちてしまうので花が咲く前に収穫する必要があります

また、ごく稀に寄生虫がいる場合があるので、生食の場合には気を付けましょうね

hiropin
hiropin

ミョウガを使った料理については、別の記事で紹介するね。

▼ ミョウガを収穫した記事はこちら ▼

コメント

タイトルとURLをコピーしました