半日陰でのイチゴ(一季なり)の育て方

育て方
イチゴを半日陰で育てるポイント
  • 株を育てるのは半日陰の方が簡単
  • 実が痛み易いので風通り良くする
  • 肥料をあげ過ぎない

イチゴの品種と撒き時など(中間地)

イチゴは、バラ科の多年草です。バラ科と言っても大きなトゲはありませんが、葉のギザギザがチクチクします。

イチゴの品種は多種ありますが、大別すると冬から春に実をつける「一季成りイチゴ」と夏から秋にも実の成る品種は「四季成りイチゴ」があります。

ここでは、一季成りイチゴを半日陰で栽培する方法を紹介します。

名称イチゴ
分類バラ科オランダイチゴ属
植え時4~5月
収穫期11月

土づくり

用土がない場合には、イチゴ用の培養土を購入すると手軽です。

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用土を準備できる場合には、植え付けより2週間以上前に苦土石灰・堆肥・肥料を入れて良く馴染ませておきます。

自分は、堆肥(自家製腐葉土)を混ぜる程度で植え付けていますが、それでもしっかり根付きますよ。

また、乾燥剤に入っているシリカゲルもイチゴの土壌改質として役立ちます。

肥料(改質剤)として使うシリカゲルの写真

▼ こちらの記事も参考にしてね ▼

半日陰(冬場日照2時間程度)での育成実績

株の増やし方 ライナーで増やす

イチゴの株からはライナーがたくさん出てきます。

イチゴのライナーの写真

ライナーから出てきた新株をポットなどに軽く挿しておくと、簡単に根を張ってくれます。

ライナーから増やしたイチゴの株の写真

増やした株は10月頃植え付ける

プランターにイチゴの株を植えたところの写真

イチゴはあまり土に深く植え付けないように、株元に土が少し被るくらいが良いようです。

実際の所、深く植え付けてしまっても成長はするので、良い実を付けるためにこの深さで植え付けるんだと思います。

ちなみにイチゴ専用の鉢もあるので、初心者の方はセットで買うのもおすすめですよ。

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植え付けを行ったら、乾燥に気をつけて育てます。

半日陰の場合には殆ど土が乾くこともないですから、あまりやる事はないです。

枯れ葉やライナーは切り取り株元を綺麗にしておく

冬の間に葉の一部やライナーが枯れてきます。

枯れた葉を取り除く前
寒くなって枯れ葉が多くなりました

新しい葉や花が出易いように、枯れたものを取り除いて株元を綺麗にしてあげましょう。

枯れた葉を取り除いた後
枯れ葉を全て取ってスッキリ

さらに冬の間に敷き藁を敷いておくと、雑草対策にもなって良いですよ。

イチゴの鉢に敷き藁をしたところ
スッキリついでに敷き藁敷きました

なお、この時期に肥料をあげたくなりますが、肥料過多になると花が咲きにくくなります。

あまり肥料をあげないように注意しましょう。

3月頃から花が咲き始める

イチゴの花の写真

まだ寒さの残る3月頃から花が咲き始めます。

ミツバチが飛んでくるような環境なら自然に受粉するのでほったらかしで大丈夫です。

実を大きく育てるなら花を剪定するようですが、好みで構いません。

収穫期は4~5月

イチゴの株に実が付いている写真

収穫期は4~5月です。

実が害虫や鳥に食べられてしまったりしてなかなか良いものが収穫出来ませんが、それも家庭菜園の醍醐味として楽しみましょう。

大小いろいろな物ができちゃいますが、結構採れますよ!

収穫できたイチゴの写真

収穫が終わったらどうする?

一般的には、収穫が終わった株はランナーが十分に確保出来たら抜いてしまいます。

理由としては、古い株ほど病気になり易く、収量が減り味も落ちると言われてるからです。

確かに古い株の収穫量は少ない気がしますが、自分はそのまますでに4年育てています。

イチゴは連作障害が出易いので、同じ場所で翌年栽培する事ができません。路地植えすると場所の確保に結構困るので、自分はそのまま育てていますよ。

栽培する時の注意点

イチゴの株を育てること自体は非常に簡単です。半日陰でも全く問題なく成長します。

プランターでも栽培できますから、ベランダ菜園でも楽しめます。

それでも多少は注意する点がありますから、参考にしてみて下さいね。

人工授粉もできるけど結構大変

しかしながら、イチゴの実(正確には花托)をつくるには受粉が必要でミツバチなどの力を借りないとなかなか難しいです。

人工授粉も可能なようですが、いびつな形のイチゴが多くなります。

可食部(実の部分)が痛み易い

また、実が土についてしまったり、雨で濡れたりしてしまうと痛み易くなってしまいます。

路地植えでも敷き藁を敷くと少しは改善しますが、ハウス栽培のようにうまくはいきません。

家庭菜園だから仕方ないとある程度諦めるのも必要ですね。

害虫も結構つく

可食部(実)にはナメクジなどの害虫がつくことがあります。

また、葉の部分もイモムシなどの害虫がつきます。

葉がほとんど食べられてしまっても枯れてしまうことは少ないのですが、当然株が弱るので収穫には影響がでてしまいますね。

対策としては、時間がかかりますが捕縛をオススメしますよ。

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