半日陰でのフキの育て方と利用方法

育て方

フキの品種について

フキはキク科フキ属の多年草の植物です。日本原産で各地で自生・栽培されています。

野性種では背丈が50cmくらいですが、2m程度にもなるアキタブキや、茎の太いミズブキなどの栽培品種があります。

見た目ではよくわかりませんが雌雄異株で、雄花と雌花があります。

しかしながら、根でどんどん増えるのでわざわざ種を採る必要はありませんよ(家庭菜園では)。

フキの育て方

  • 育成難易度 超簡単
  • 日照 多いほど良いみたいですが2時間程度でも大丈夫
  • 多年草なので一度植えれば何度でも収穫できる
  • 乾燥が嫌い
  • プランターの場合には植え替え必須

株の植え時は春・秋(中間地)

フキは多年草で常に土の中に根(地下茎)がある状態です。

フキの株(苗)の写真

その為根はいつでも採る事ができ、また植える事ができます。

フキ自体は非常に強い性質なためほぼいつでも植える事ができますが、一般的には春は3~4月・秋は8~9月くらいが最適のようです。

なお、一応種からも増やす事はできますよ。

▼ 種から育てた結果はこちらを見てね ▼

日照が長い方がよく育つが乾燥には弱い

フキは半日陰でも良く育ちますが、それでも日照が長い方が更によく育ちます

非常に強い植物でどこでも育つ気がしますが、乾燥には極端に弱いです。

日当たりの良い場所では、株間を近くしたり敷き藁を敷くなどの対策が必要です。

フキと敷き藁の写真

逆に、半日陰ではほぼ何もしなくても育ちます。

私は木陰の部分で日照が非常に短い所に植えていますが、全く問題なく育っていますよ。

多年草なので、一度植えるとしばらくはフキの栽培場所になります。

そう考えると、日照が少なくてあまり使い道のない場所で育てるのが良いかなと思いますよ。

日々の管理は何も必要ないのが魅力

フキが植えてある花壇の写真

もともと野山に生えている雑草ですから、ほとんど世話をしないでも勝手に生えていきます。

たまに周囲の雑草を取る程度で日々の管理は十分です。

大量に収穫したい場合は肥料を与えると良いですが、自分は肥料を与えていません。

収穫は年に数回できる

フキを収穫した様子

フキは冬の寒い時期には葉が枯れてしまいますが、それ以外の時期には葉を茂らせます。

その為、自分のようにほったらかしでも年に2~3回は収穫できます。

フキの利用方法について

フキを利用する際の注意点

フキは花蕾であるフキノトウを始め、茎・葉が食用として利用できます。

しかし、全体的にピロリジジンアルカロイド類という天然毒含んでいます。

あく抜きしたり大量に食べないなどの対策をすると安全です(農林水産省も注意を促しています)。

自分はフキノトウはあく抜きしないで食べてしまってますが、マネしないでね💦

また、根および地下茎には毒が多いので食用として利用できません(ただし漢方薬としては利用できるようです)。

食用として利用する

花蕾は春の味覚 フキノトウ

フキノトウの写真

フキの花蕾であるフキノトウは春の山菜として多くの方に親しまれています。

春の本当に短い期間しか採れないので、自分で栽培するとチャンスを逃さずに楽しめるのがメリットです。

フキノトウもアク抜きして食べるのが一般的です。

フキノトウ味噌や天ぷらなどで食べると美味しいですよ。

食用のメインは葉柄

フキの葉柄の写真

葉の細長い部分の葉柄が食用のメインです(一般的には茎だと思われてます)。

フキノトウと違って収穫できる期間が長く、年に何回も収穫できるのがうれしいです。

アク抜きしてから、煮物・和え物・炒め物に利用できますよ。

好きなら葉も食べられる

フキの葉の写真

葉柄を取ってしまって残った葉の部分は捨てられてしまう事が多いですが、この部分も食べることが出来ます。

葉柄に比べて苦みが強いのでしっかりアク抜きすると食べ易くなります。

葉柄だと同じように、煮物・和え物・炒め物にして利用してみて下さい。

ただし、自分で栽培すると結構葉柄だけで大量に収穫出来てしまうので、やっぱり捨ててしまいますね。

食べ物以外での使い方もある?

フキの利用方法としては、食用及び漢方薬しか利用方法がないみたいです。

子供達がオママゴトに使ってましたが、食べる以外にはそれくらいしか利用方法がないのかもしれませんね。

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