最近はミニトマトって言うけど、自分は小さい頃プチトマトって言っていた気がするよね。
ミニもプチも同じもののような気がするけど昔懐かしい「プチトマト」について調べてみたよ
ミニトマトとプチトマトの違いとは?
最近あまり聞くことがない「プチトマト」ですが、筆者の幼少期(昭和50年代)には大ヒットしていました。中年の筆者にはこっちの名前がしっくりと来るのはその為です。
「プチトマト」について調べたところ、この名称はタキイ種苗の登録商標みたいです。
そのため、他の種苗メーカーでは使用する事が出来ませんから、一般名としては「ミニトマト」を使用し定着してきたようです。
しかしながら、他メーカーによる品種改良で「プチトマト」に勝る品種が増えてきたことにより、次第に「プチトマト」は姿を消す事になります。
つまり、「プチトマト」とは「ミニトマト」は品種は違いますが同じ野菜のようです(そりゃそうですよね)。
ちなみに、タキイ種苗においては平成19年に「プチトマト」販売を終了していますので、現在は購入する事が出来ません。
以前は「プチトマト」と呼んでいたのに最近は「ミニトマト」と呼ぶのはこのような理由からだったんですね。
この記事では、愛着を込めて昔の名称である「プチトマト」を主に使っていきます。
プチトマト(ミニトマト)の育て方
トマトの品種は約8,000種もある 品種選びも楽しもう
トマトの原産は南米アンデス山脈の高山地帯で、日本へは17世紀頃にヨーロッパから伝わったとされています。その品種は約8,000種もあるとされており、中でも育てやすい品種がプチトマト(ミニトマト)です。
その中でも更にいろいろな品種があり、実の色が黄色い「イエローアイコ」などの品種は非常に流行っています。
他にも細長い形をしたものなどユニークな品種もあるので、まずは品種選びを楽しみましょう。
定植は4月~7月くらいまで(中間地)
上にも書いてあるように、実はプチトマト(ミニトマト)は多年草で冬でも栽培できます。
ですから、温度など調整できれば比較的長い間定植して栽培できますが、一般家庭向けではありません。自然に近い状態で栽培を考えると、4月~7月くらいまでが定植の時期だと思います。
実際に、ホームセンターでは7月の上旬くらいにプチトマト(ミニトマト)の苗を販売している事があります。
日々の管理は脇芽を摘み取ること
路地植えの場合には、水遣りもそれほど行う必要はありません。
ただし、トマトの場合には脇芽を摘み取って栄養を主枝に集中させる方が良いとされています。自分も脇芽は全て摘み取ってしまうので、やる場合とやらない場合の差が分からないのですが、広く知られる栽培法なので信じてやってみてください。
また、水を遣らない方が実が甘くなるとの情報が出回っていますが、これには弊害があるようです。
トマトには尻腐れと呼ばれる現象が発生する場合があり、カルシウム不足が原因と言われています。水が少なすぎると尻腐れも発生し易いようなので、ほどほどに水をあげましょう(この部分は経験談によるものです)。
収穫は定植から40日程度が普通
時期や品種にもよりますが、定植から40~45日で収穫できるのが一般的です。
自分の場合は日照不足のせいもあり、今年は60日以上かかりました。
なお、第1花房を確実に受粉させないと「つるぼけ」と呼ばれる現象が起こるそうです。マンションのベランダなどで受粉しにくい環境の場合には、手で軽く花を叩いてあげると受粉し易くなるので試してみてください。
なお、第1果を取ってしまう方がトータルの収穫が増えると言われています。ご興味ある方は試してみて下さい。
第1果が膨らんで来た頃に追肥を与えます。以降2週間に1回程度追肥するのが一般的です。自分はそんなに高頻度で追肥しませんが、それでも何とか育っていますよ。
トマトは梅雨を越すのが苦手
元々が高山植物の為、冷涼で乾燥した環境が好きです。ですから、高温多湿の環境はあまり好きではありません。
その為、梅雨時に病気にかかり易い傾向があるようです。
最近では7月でも苗を売っている事がありますから、そのタイミングで苗を購入するのも方法の一つかもしれませんね。
途中で折れても諦めない
トマトは原産は高山植物で厳しい環境の下で育つ植物です。その為か、そこそこ丈夫に出来ているようです。
茎が風などの外力で折られてしまっても、テープなどで元に戻してあげればかなりの確率で治ります。
上の写真では完全に切れてしまったわけではありませんが、半分程度は千切れてしまっています。
このあと、ビニール紐で巻いて元の状態に近い位置に戻したのですが、そのまま何事もなかったように育ち、付いていた実は無事収穫出来ましたよ。
今ではプチトマトもミニトマトの一つの品種なんだね。
もう販売されていないから流行らないだろうけど、「プチ」の響きが好きだな~
コメント